防災とリスクに関する研究が進み、災害の規模や頻度が心配される中、防災意識を高く持つ方は増えています。防災グッズ、避難場所、保存食などを日頃から準備する方も多いでしょう。しかし、災害時にはスマホが繋がりづらくなるため、通信手段に不安を覚える方も多いかもしれません。では、被災した場合、救助や支援はどのように行われるのでしょうか?
北海道警察情報通信部函館方面情報通信部の担当の方にお話を伺いました。次の内容となっています。
「衛星通信車」は、衛星通信用アンテナが搭載されている。カメラを設置し、電気・通信が存在しない山中でも現場の映像を高精細に撮影。3万6000km離れた衛星を通じて、警察本部や警察庁、必要なら総理官邸まで伝送できる。ヘリコプターからの映像も受信。デジタルハイビジョン化された設備により、現場状況の的確な把握が可能。災害状況の映像は、政府の初動対応にも役立てられている。
災害時には、スマホなど通常の通信が機能しない場合がありますが、警察の映像通信システムにより、全国的なネットワークが結ばれ、迅速な支援活動が実現します。
機動警察通信隊は、災害時にヘリコプターテレビシステム、デジタル映像モバイル伝送システム、無人航空機型映像撮影伝送システム等で被災状況と活動をリアルタイムに伝送し、臨時の通信施設を設置する活動をしています。
ですから、災害時に私たちが救援や支援を受けられるよう、警察の衛星通信車による映像システムが活躍しているということですね。

函館防災フェスタ2024。

